とどろきのたいこおどり
轟の太鼓踊り
「轟の太鼓踊り」の特徴は、その素朴さにあると言われている。但馬に残る「ざんざか・ざんざこ踊り」といった風流太鼓踊りと同じ系統に属しているが、「ざんざか・ざんざこ踊り」は衣裳や踊りに工夫を凝らすのに対し、「太鼓踊り」には派手さはなく、衣裳も白浴衣のみである。
また、「ざんざか・ざんざこ踊り」が神社に奉納されるが、「太鼓踊り」は蓮華寺で行われる盆の施餓鬼供養の仏事として踊られるといった違いがある。
その成立や由来については謎が多いが、締太鼓に江戸時代後期の年号が記されていることから、この頃から踊られていたことは間違いない。
踊りは、足を小さく前後と左右に動かしながら、腰につけた締太鼓を打ち鳴らす。1959年(昭和34)頃を最後に一時途絶えたが、1992年(平成4)、約30年ぶりに地元有志によって復活した。最近では盆だけでなく、10月下旬に開催される「蓮華寺紅葉まつり」でも見ることができる。
名称 | 轟の太鼓踊り |
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ところ | 豊岡市竹野町轟 蓮華寺 |
文化財指定 | 県指定無形民俗文化財 |
開催日 | 8月14日 |
保存会名称 | 蓮華寺 古代太鼓踊り保存会 |
連絡先 |
豊岡市教育委員会 教育総務課 文化財室 Tel 0796-21-9012 |