いかずちじんじゃのおたうえさい
雷神社の御田植祭
田植えが始まる前に、その年の豊作を祈願する祭り。佐野・上佐野・納屋の3地区の氏神として鎮座する雷神社で、毎年奉納されます。
まず、氏子が神前の「イズミザクラ」の枝を授かり、円陣をつくる。続いて、烏帽子、白装束の牛使い役が、輪の中で田すきを持って土をならすしぐさをした後、全員で唄を歌いながら枝を投げ込みます。
そして、大・中・小の水田3カ所で同じ動作を繰り返して、豊作祈願は終了します。枝を投げるのは、田に苗を投げ入れるしぐさを表し、葉を摘み取った枝を各自が持ち帰って自分の田のあぜに立て、豊作祈願のお守りとします。
「イズミザクラ」が使われるのは、ちょうどその時期に青々と茂って、苗によく似ているからです。
「とんとんとんぎす おんのが咲いて おんぼはとるな…」と言う祭りで唄われる祝詞の一節には、野花を大切にすれば三つ葉が咲いて四つ葉になり、若葉がすくすくと育って豊かな大地になると言う意味が込められています。
名称 | 雷神社の御田植祭 |
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ところ | 豊岡市佐野 雷神社 |
文化財指定 | 市指定無形民俗文化財 |
開催日 | 4月29日 |
保存会名称 | |
連絡先 |
豊岡市教育委員会 教育総務課 文化財室 Tel 0796-21-9012 |